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いまさらですが、アメニティ・ネットワーク・フォーラムの報告

ずっと書きかけで保留して加筆する予定でいたんだけど、何もしてないしそのまま公開しないのもなんなので今更だけど書き留めたもの、他の目的でまとめたものなど修正せずにそのままUPします。

滋賀県大津での3日間、とにかく全国の障害者の地域生活を支援するネットワークパワーに圧倒されてきました。参加人数1300人、ネットでの宣伝はほとんど見受けられないし、結構な参加費であるにもかかわらず、毎年、これだけの人が集まれるというのは、イベントに魅力があり再び訪れる人たちがたくさんいるのでしょう。勉強になったし、新たな出会いもたくさんあり、つくづく参加してよかったと思います。

きっかけは1枚の名刺から始まった。そうなのです。昨年11月「厚生労働省の箕輪優子さんからの紹介なのですが会社の障害者雇用についてお話いただけませんか?」と突然、フォーラム事務局の方から電話があり、全く状況がわからないまま「でも会社のPRになるからやってみるか」と軽く二つ返事でお受けしたことが、こんな大舞台で発表することになってしまいました。箕輪さんは、横河ファウンドリーという特例子会社を作ったその道では有名な方ですが、本人の講演を聴いて挨拶した際、たまたま持っていた会社の新聞記事に興味を持って下さったのがきっかけでした。何が縁となるかわかりません。
とにかく「勉強になりました」という感想につきます。初めてのパワーポイントの作りこみ作業(事務局長の直前のサポートなしには完成しませんでした。感謝!)、500人という聴衆を前にした異常緊張の極み体験(一杯ひっかけました)、障害者の地域生活支援にどっぷり使ってサポートしている人たちの熱気あふれるシンポジウムの人々、そしてスタッフの皆さんのおもてなし、新たな出会い、参加できて本当によかったと思います。
もともとは、子どもたちの将来を考えて、おやじとして何ができるだろうと考えたとき、自分の会社でも障害者の雇用が進むよう、出来ることから始めよう!と自主的に障害者雇用の勉強会に参加するようになり、少しずつ自分の周囲から理解者を地道にPRしながら増やしていったことが現場での知的障害者雇用に結びつき、そしてこのようなすばらしい発表の機会にめぐり合うことになったのだと改めて感激しながら、これからも自分の出来る範囲で無理はせず少しずつでいいから障害者雇用が前に進むように取組んで行きたいと考えております。

今回、参加したアメニティネットワークフォーラムは、障害者自立支援法の理念と方向性は間違っていないとしてこれからどうやって活用していくことが大切なのかをそれぞれのセッションの中で論じられておりました。当然、自立支援法を前向きに捉える視点があるので国も全面的な応援体制にあったように感じます。
安倍総理が本人サイン入りの祝辞まで寄せたぐらいです。
政治の役割を問うというセッションが最終にありましたが、自立支援法に基づいた福祉制度改革には、政治的な後押しがやはり重要なのだと思いました。一応、民主党議員も登壇予定だったのですが、体調不良との都合でキャンセルになってしまい与党系議員で固まってしまったので、司会の野沢和弘(毎日新聞社社会部副部長)さんが苦しい説明をしておりましたが、内容的には結構よかったです。
ダウン症の息子さんがいる高鳥修一議員は自分の発言をHPで公表しております。
福島豊議員、大村秀章議員、衛藤晟一元厚生労働副大臣など障害者福祉に見識のある方々の発言にそれなりに共感しましたが、やはり野田聖子は大物であるなと認識を新たにしました。少子高齢化をテーマに取り組んできた彼女は男社会が高度成長期に支えてきた措置の福祉が破綻した今、増え続ける老人障害者の福祉サービスのあり方を安易な方法に頼らず(例えば日本経団連の外国人雇用策)、これまで2軍チームだった女性や2軍にもエントリーされていなかった障害者が、これからは社会の一員として稼いでお年寄りや自分たちを支えることが求められているということを話していました。

貴重な資料もたくさんあります。特に4月完成予定の「地域生活支援事業所ガイドブック」は保護者が始めた小規模作業所運営者などにとても役に立つ代物だと思います。さわりを全国地域生活支援ネットワークの事務局長をしているふわり・むそうの戸枝陽基氏が自分のBLOGで披露しております。

あとは、藤家さんとニキリンコさんとの自閉っ子トーク初めて聞いたけどこれがよかった。共通枠で福祉系の人たちに聞いてもらった意義も大きかったと思います。 まさしく「百聞は一見にしかず」でした。浅見さんの絶妙なコーディネーターぶりに驚かされましたが、ポンポンと切目なく繋がる会話のシャワーにまさしく「当事者が語る豊かな世界」に会場が浸りきってしまったなと思いました。すばらしい具体的エピソードまでここでは紹介できませんが、心は定型発達の人と何ら変わらないけど身体感覚、情報処理の仕方、世界感(世界切り取り方)の違いからとてもしんどさがあるというのがよ~くわかりました。藤家さんの「二次障害に至らないために是非早期診断を」とニキさんの「自閉っ子の行動には浅い訳がある。深読みしないで対応することが大切」お二人のコメントを浅見さんがこのように総括されて終わりました。司会がご本人たちへの配慮から最初に拍手しないようにお願いしたにも関わらず、思わず拍手が湧き上がりました。言い尽せませんがこれでおしまい。

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Comments

おひさしぶりです。というより、いつもお世話になっています、ありがとうございます。
フォーラムの話、大変面白かったです。ありがとうございます。藤家さんとニキリンコさんのトークが聞けたのは、羨ましい限りです。又色んなお話を聞かせてください。

Posted by: とびはは | 2007.04.12 17:01

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