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筆子その愛 天使のピアノ

地元の手をつなく育成会の自主上映会に参加して見てきました。

日本における知的障害児教育のパイオニアとして夫と共に日本初の知的障害者の施設・滝乃川学園(明治30年に開設)(いまも社会福祉法人として国立市で運営されている)を夫石井亮一と共につくり、日本の社会福祉に貢献した石井筆子さんの生涯を描いた作品です。
映画の詳細は公式サイトで見てください。

昨年の暮れにNHKの「その時歴史が動いた」で「母の灯火 (ともしび) 小さき者を照らして」と題して放映されたのを見たので映画もぜひ見たいと思っていました。カミサンが割り当てで購入していたチケットを譲ってもらいおやじ単独で見てきました。お母さん方だけでなく、家族こぞって見に来ている方も結構多かった。

筆子(常盤貴子)の苦難の道をたんたんと描かれていて行く中、冷静に観ていたつもりが、いつの間にやら何度も泣かされてしまいました。(最近は、よく泣くおやじで家族にも有名になってしまった)
特に、侍女(渡辺梓)の献身的に筆子と娘の幸子を支えている姿がけなげでいいなぁと観ていると、亮一との再婚を頑強に反対する筆子の父(幕末の志士で明治新政府の要職にあった)のもとに赴き、一命を賭して再婚を認めてもらえるように懇願する姿に思わずググッときてしまい、後は何度も同じように胸に迫るものが来ました。

津田梅子は誰もが知るところですが、梅子と共に明治時代に女性の人権と女子教育に貢献した石井筆子の障害児教育にささげた後半生に光が当てられて映画になり、NHKの「そのとき歴史が動いた」に取り上げられたことで、大げさに言えば歴史的にも再評価されたような気がします。戦後の第三の教育改革といわれる特別支援教育導入という大きな転換時期に障害児教育のパイオニアとしての石井筆子が取り上げられるのは、障害児教育の原点を改めて知るというそれなりに意味があることなのだと思います。

なお、NHK教育テレビ「福祉ネットワーク」で
2007年2月14日(水) 再放送:2月21日(水)に
「石井筆子を知っていますか ~映画になった障害児教育の母~」として番組に取り上げられます。

なお、@あっと九州.comの九州ものしり情報にも「いばら路を知りて捧げし―近代の影に刻まれた足跡 石井筆子」として紹介されています。

さらに余談です。この記事の中、後に滝乃川学園となる濃尾地震被災女子孤児のために石井亮一が創設した「聖三一孤女学院」は日本初の女医である荻野吟子の医院に設けられたものであることを知りました。
このことから、かつて(高校時代に)渡辺淳一の「花埋み」で、明治という男尊女卑の世の中で大変な苦労の中、日本で初めて女性医師となった荻野吟子の生涯に感銘を受けたその思いが、石井筆子の生き様に関心を寄せた背景にあったような気がしました。「花埋み」久々に読んでみたいと思います。

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こちらでも、やっと今週末から上映されます
来週のレディースデイあたりに観たいなぁと思っています(^^)

Posted by: のん | 2007.02.16 00:23

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