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発達障害の早期発見、早期支援(5歳児健診)(2)

発達障害者支援法においては母子保健法に定められた1歳半健診と3歳児健診が発達障害の早期発見、早期支援の基底のものとして重要視されております。
一方、発達障害児の保護者なら誰でも関心のある就学健診が学校保健法で定められております。
小枝教授の研究は、従来からの健診の重要性を認識しながらも「軽度の発達障害」においては、これだけの健診では不十分であり、5歳前後の発達相談(5歳児健診)が有効であるとの提言をなされたものとなっています。

1歳半健診や3歳児健診では重度や中度の知的障害がある場合や自閉症が重なる場合の多くは発見され療育的支援に結びついていくけれども、軽度の知的障害やLD、ADHD、アスペルガー症候群などの発達障害の場合、3歳児健診で問題点を指摘されるケースが少なく、その後、就学時健診でいきなり問題を指摘されるか、その時も気がつかずに就学後に問題が顕在化し、その対応が遅れて学齢期の後半に、学校不適応や心身症などの二次障害を起こすケースが少なくないことを指摘されております。

いわゆる、母子保健法の3歳児健診と学校保健法の就学時健診という保健と教育行政のフォローがないことによる谷間におかれた時期の発達障害の早期発見、早期支援の大切さを提言されたものとなっているのだと考えています。

この件は、2月から4月にかけて厚生労働省と文部科学省の行政担当者(補佐・専門官クラス)と発達障害支援に関する有識者が集まって行われた勉強会の中で取り上げられ、重要事項として認識されたと聞きました。小枝教授はこの有識者のメンバーでした。

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