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発達障害者支援法案の国会中継(2)

国会審議をこれだけ真剣に視聴したことは今までありませんでした。最初は、国会ではとにかく問題なくす~っと全会一致で異議なし!で通ればいいんだなどと思っていましたが、各委員の発言(質問)により行政側の担当者が答弁することで、今、この法案が国の施策としてどう捉えられていて、これからどのように取り組んでいくのかという姿勢が見えてくるのだと思いました。3時間という時間では言い尽くせるものでは到底ないのでしょうが、審議されたことはとても意味のある大切なものなのだと思います。

24日の内閣委員会では、2つめの法案起草案の審議として松下委員長の趣旨説明のあと5名の委員の発言がありました。小宮山委員から「この発達障害障害者支援法は、現在、支援の谷間におかれている自閉症、アスペルガー症候群、注意欠陥多動性障害 AD/HD、学習障害 LDの方や保護者の皆さんたちの悲願であった支援のための法整備の第一歩となるものだと思います。この法律が意義あるものにするためには、ひとつはすべての国民が発達障害を理解するようになること、そしてもうひとつは実際に支援が受けられるようになること、支援の実質的な中身であると思います。」と出だしの落ち着いた歯切れのいい優しい口調での説明を視聴しながらなんだかジーンときてしまいました。

法案についての各委員の発言は、中身の大事なポイントを押さえて、実際に関係省庁(厚生労働省、文部科学省)が、この法律を基にしてこれから具体的にどう取り組んでいくのかを発達障害者の置かれている現状を踏まえた上で、行政担当者とのやりとりの中で明らかにされる形で法律の意義を確認することができるとおもいました。まだ、全員の分まで見ていません。

そして、25日の衆議院本会議の収録を見ました。

松下内閣委員長の主旨・内容説明は約2分、委員会のときとおなじでした。もうひとつの法案との一括採決であっけなく可決しました。後は参議院の審議により法案はいよいよ成立します。本会議は、あっけなかったけれど本当によかった。

衆議院サイトの最近の委員会の動きの内閣委員会の11月24日の関連情報の中に議案審議のまとめがあります。

11月24日(水)
2 発達障害者支援法案起草の件
  上記の件について、松下委員長から趣旨説明を聴取し、小宮山洋子君(民主)、石毛えい子君(民主)、泉房穂君(民主)、市村浩一郎君(民主)及び山口富男君(共産)から発言があった後、採決を行った結果、全会一致(賛成―自民、民主、公明、共産)をもって本起草案を成案とし、これを委員会提出の法律案とすることに決した。
(発言者)小宮山洋子君(民主)、石毛えい子君(民主)、泉房穂君(民主)、市村浩一郎君(民主)、山口富男君(共産)
(主な発言事項)
(1)発達障害に関する医療、保育、教育等の専門家育成の重要性
(2)発達障害者に対する具体的支援策の策定方針
(3)発達障害の定義に関する政令を定める過程の透明性の確保
(4)障害の概念の医療モデルから社会モデルへの変更に対する認識
(5)法案における発達障害者の自己決定権の視点
(6)発達障害者の実態の把握状況
(7)発達障害者への支援が遅れてきた理由

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